えび姉&ヤッコの
「表彰式なのに旅行気分だべ〜!
津軽紀行」2月18日

 

一夜明けた五所川原。快晴!ゆうべのうちに、どんずぎの試着は済ませてある。朝飯食って、ボストンバッグに詰めたどんずぎ引きずって、いざ出陣、オルテンシア五所川原。しかし、オルテンシアって何よ。

そこは、壁面がステンドグラスになっている、実にこじゃれた建物だった。今日のは「活彩あおもりフォーラムin五所川原」という催しで、表彰式のあと小林亜星さんのトークショーが行われる。県庁の人たちは、今日はイベントだーーって感じの黄色いジャンパーで決めていた。私たちは、どうせどんずぎに着替えるだからと、超ライトな服装。あ、どんずぎ、どんずぎって言っているけど、正式には「胴つき長靴」っていうのかな。漁師の必需品よー。

表彰団体の控え室に入った私たちは、かなりヤバかった。明らかに異質である。他のみなさんは、想像以上にちゃんとしておられた。固まった私たちに、横浜町観光協会のオヤジさんたちは、やさしかった。

 

初対面ですでにこんなに馴染んでいる、えび姉恐るべし。

表彰式のリハーサルも滞りなく終了。昼飯弁当をいただいて、いそいそと着替えに向かう私たち。まさにお二人のために作りましたよとばかりに、あったー!控え室のまん前にトイレ。そこを占拠。テンションがあがってきたーー!!よっしゃーー!!はちまき巻いて、よっしゃーー!!

トイレを出て控え室にもどると、ちょうど小林亜星さんも入ってきた。私たちを見る……無反応。亜星さんには受けなかった。流行りのファッションだと思われたのかも知れない。しょうがないなー。

開始5分前。けっこう席が埋まってるじゃないか。腰をかがめて会場に入る。まだ目立つ訳にゃーいかない、華々しくピンスポットが当たるまでは。それなのに、クソわらしの声が響いた。「おかーさん、ヘンなひと、はいってきた〜ヘンなひと、はいってきた〜」怯えるんじゃねー男の子だろ!

表彰式が始まった。推進賞に選ばた6団体が、ひとつずつ紹介され壇上に。よしよし、会場のみなさんの視線はあたたかい。ここから大賞が選ばれる訳だ。短いジャカジャカジャカジャカがあって、発表!「大賞はー!八戸エコ・リサイクル協議会!」パチパチパチパチ。

どんずぎの胸の裏に仕込んであった紙ふぶきを、こそっと手に握る。えび姉が、しこしこ三角に切ったものだ。三角にすると滞空時間が長い。「紙ふぶきの基本だべさ!」とえび姉は言った。自分たちは大賞を逃したものの、その栄誉をたたえ盛り上げる、ってのがあおぞら組魂ってもんだ。いつやるか、いつやるか、タイミングを計っていたら、隣にいた横浜町のオヤジさんが、ほれ今だ!って感じで合図してくれた。そーれ!

会場に、うわ〜〜て感じの声があがった。八戸エコさんもうれしそう。会長さんもうれしそう。司会のアナウンサーもうれしそう。よっしゃーーー!!!

そしてやっぱり、自分たちの表彰だって華々しいものでありたいでしょー。その決定的瞬間を、東奥日報の小畑さんが撮影してくれた。えび姉はパーフェクトだね〜。

五所川原の人たちは、モツケの国の人だもの、絶対わかってくれる。そんな自信があった。他の団体の方々も「よくやったね!」という視線をくれた。

ヤッコ「他の団体さも、紙ふぶきやったほういがったべが…」えび姉「縄文探遊会のオヤジさんは、きっと、やってほしがったと思うよ」ヤッコ「そうだよの〜やってほしいよの〜」えび姉「でも、クドイよ、いいんだよこれで」ヤッコ「そうだよ、これぐらいがいいんだよ」

加減というものが大事である、と私たちは総括した。すぐに県の広報番組用にインタビューも受けて、ようやく一息ついた。

こちらは、同じく推進賞に選ばれた「弘前アクターズ・スクール・プロジェクト」のみなさん。真ん中の女の子が、売り出し中のりんご娘.の一人。パラパラ・ダンスを踊るネプタ娘.っつーのもあるらしい。地域は違っても、自分たちの力でおもしろいことやっていこう!っていう気持ちはいっしょじゃん。
最後に、県庁の人に写真まで撮らせてしまった私たち。どう見ても、やっぱりヤバイよこの二人。心地よい達成感と疲労感に包まれる。でも、あおぞら組の活動はまだ始まったばかり。さあ、最北端まで帰るど〜〜!(亜星さん、トークショー聞かないで帰って、ごめんなさい!) 


帰りの大湊線の中でも、i-mode打ちまくるえび姉。
もうすぐ実況中継も終わるの図。お疲れ、お疲れ。
これでまた一つ、わしら大きくなったね。

 

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